【複雑な日本語】「忘れかける」の意味??
こんにちは!
日本語って複雑で難しいですよね。
大学で日本語についての講義を受けていると、その複雑さが実感できます。
「山に登る」と「山を登る」、「お疲れ様」と「ご苦労様」などなど、、
ここでは「忘れかける」という日本語について考えたことをまとめます!
そもそも、「忘れかける」の意味を考えるようになったのは、ある歌の歌詞に入っていたからなのですが、
「忘れかけていた日々」って何でしょうか。
その日々のこと自体を忘れていて、「あっ、思い出した」みたいな状況で使うとしたら、それはつまり「完全に忘れてたけど思い出した」ってことじゃないかな?と思いました。
そう、一度は忘れているんです。
他の例を挙げるとするなら、
「ああいう日々があったのは覚えてるけど、あそこで何があったんだっけ、、あっそうだ、先生に怒られたんだ」みたいな状況です。
一見、その日々があったこと自体は覚えており、「忘れかけていた」に相当するような状況ですが、何があったのか、忘れているのです。
日々自体があったことを覚えていようがいまいが、「忘れかけていた日々」というのは、少なからず忘れているんです。
「忘れかける」というのは「忘れる」とは違うっていう考えの友達がいます。
たしかに、完全に忘れてしまうこととは違う気もしますが、、
でも個人的に「一部または全部を忘れていて、後に思い出す」っていう状況がしっくり来ます。
何が言いたいかというと、、「忘れかける」という状況では、「一度は忘れている状況になっている」ってことです。
「忘れかけてたわ~」なんて正直日常生活で使うことはないのではないか、と思いますが(^^;)
でも「食べかける」とか「やりかける」とかは、私もみんなが思うような意味で捉えられるんですよね。
特に大きな議論になったことはないし、するつもりもないですが、なぜかずっと頭の中で考えてたことなので、記事にしました。
日本語って本当に複雑で難しいなと思います。