【大学生のレポート】兼好法師はなぜ人間観察するようになったか
こんにちは!
私は現在大学生なのですが、他の大学ではどのようなことを勉強するんだろうと、気になることがあります。
私の大学はあまりレベルが高いとは言えませんが、講義内容が面白いものがいくつかありました。
ということで、今回は私が実際に書いたレポートを紹介してみます。
先生が、「講義内容に少しでも触れていたらテーマは何でも良い」と言っていたので、「兼好法師が人間観察をするようになった理由」を書きましたw
ちなみに講義内で、兼好法師という人物は人間に深い関心があって、よく人間観察していたということを知りました。
なので、講義内容には触れています。
他大学ではもっと難しそうなことをレポートにまとめているかもしれませんね。
でも、たまにはちょっとゆるめの、でも気になるかも、みたいなレポートを書くのもありかなと思います!
こんな内容のレポートでいいのかと思われるかもしれませんが、もちろん普段はもっと真面目な内容のレポートを書いてます。
暖かい目でご覧ください(^^)
☆書いたレポートをそのまま載せたりコピペしたりするのではなく、簡潔に内容を紹介します(^^)/
☆レポートの題名も実際のものとは異なります。
☆本記事では、レポートに使用した引用文献を示しませんが、実際のレポートには示しています。
「兼好法師が人間観察するようになったのはなぜか」のレポート
①兼好が出家するまでの人生
兼好は、後二条天皇に仕えたり家司(三位以上の家の事務係)を務めたりした。
また、歌人としても活躍していた。
強い責任感のある仕事に就き、また有名な歌人として生きることにプレッシャーを感じていたのではないだろうか。
実際にプレッシャーが原因で命を絶ったり鬱になったりした芸能人がいたことを引用した。
そして、出家後は、役職や名声によるプレッシャーから解放されたことで、それまで見てこなかった他の人間の行動や生き方に興味を持ち、観察するようになったと考えた。
②兼好の作品の基底にあるもの
兼好の作品には無常観がある。
無常観は、この世のものは変化するものであり、ずっと同じままではないというような考え方である。
また、兼好が生きた時代は南北朝時代であり、戦争が起こっていた。
そのため、戦乱という非日常が日常化したのであり、日常生活でさえ変化し続けるものだと実感していたのではないだろうか。
そのため、変わっていく一瞬一瞬を見逃さないために人間を観察するようになったと考えた。
引用文献から、戦乱の時代における兼好の生き方は「無常」を受け入れざるを得ないものだったことを示した。
無常を受け入れるからこそ、死を恐れず落ち着いた態度で人間観察ができたのだろう。
③自分を自慢したい
引用文献に以下のようなことが述べられていた。
・兼好の作品には「いい年して、まだ出世のために勉強してるの?見苦しいね」(現代語訳)といった、皮肉っぽいような内容のメッセージが込められている。
・「自分にはそんな見苦しい欲がないし、何にもとらわれずに生きているよ」というメッセージ性もある。
・兼好は、欲がなく自由に生きている自分を自慢したいのである。
たしかに、講義内でも兼好の作品には皮肉っぽいメッセージが込められていると学習した。
自分を自慢したいのなら、他者をよく観察してその劣っている部分を見つける必要がある。
たとえば、「いい年したおじさんが出世を目指して勉強しているところ」も、そのおじさんを見ていなければわからないことである。
おわりに
こんな感じで、3つの根拠から兼好が人間観察をするようになった理由をレポートにして提出しました!
実際は何千文字にもなるレポートで大変でしたが、書いてて面白かったです(笑)
もし、兼好が本当に高い役職や名声にプレッシャーを感じていたり、自分を自慢したかったなら、人間味に溢れていると思いました。
生きる時代は違えど、同じ人間なんだ、みたいな感じです。
もともと人間観察するのが趣味だった説も考えられるかもしれませんね。
色々考察できて楽しかったです!